株式市場の平成時代を回顧|国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏【相場展望】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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日経平均とNYダウの相関

 日本は新しい時代を迎える。そこで平成の時代を回顧する。その国の経済、社会の現況を反映するのは、その国の株式市場である。よって日経平均の30年間を10年ごとに検証することで、当時の日本の経済及び社会情勢を把握することが出来る。

平成元年からの10年間は正反対の動き

 まず平成元年1月発会の日経平均は3万243円であった。そしてその年の年末には3万8915円の史上最高値を記録した。NYダウの平成元年初日は2177ドルであった。そして10年後の平成11年発会の日経平均は、1万3415円と10年間で半値以下に急落した。NYダウは9181ドルと10年間で4倍以上急騰し、日本とは正反対であった。その後平成21年発会は9043円でこの10年間においても、気迷い相場が続いていた。NYダウは9034ドルで、NY市場も大きな変動はなく、この年で日経平均とNYダウの指数差は、ほとんどない状況であった。

新たな長期のトレンドに突入した可能性も

 そして平成31年の日経平均発会は1万9561円と10年で2倍以上上昇し、平成時代の後半において、やっと経済、社会情勢が安定したことになる。NYダウは2万3346ドルと平成の30年間で10倍以上上昇し、前年の10月3日には2万6828ドルの史上最高値を記録した。現在進行中のテクニカル分析においては、今年の世界の株式市場が、新たな長期のトレンドに突入した可能性があり、注意深く見守ることが賢明だ。




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