下値の堅さを確認【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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4連休中に急落

 

4連休中に欧米市場が急落したことを受けてこの日は波乱のスタートが懸念されたが、時間外でのNYダウ先の上昇を受けて比較的落ち着いた動きとなった。連休中に売り材料となったのが欧州を中心とした海外での新型コロナの感染拡大と、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が、複数の大手金融機関が巨額のマネーロンダリングに利用されていた疑いを明らかにしたことで金融株が急落したこと。

ショック的な売りが一巡したあとは冷静な動き

英国のジョンソン首相が10月から認可方針だったスポーツイベントへの一部観客動員の計画を保留にすると発表、米国でもFDAが11月3日の米大統領選よりも前のワクチン承認は厳しくなるとの見解を示したことで、経済正常化の時期が後退するとの懸念が高まった。ワクチン開発についてはかねてより早期の承認はリスクを高めるとの懸念あったうえ、マネーロンダリングについても過去の問題であることから、金融システムが脅かすものではないことから、ショック的な売りが一巡したあとは冷静な動きになっていた。
CMEでは21日に2万2460円、為替も1ドル103円99銭まで円高が進んだ後は戻す動きになったことで、下値の堅さは確認できた。

マザーズ指数の高値更新は特筆

その中でマザーズ指数の高値更新は特筆されよう。明日からは秋のIPOが本格スタートすることから、短期資金はグロース系に引き続き向かいそうだ。




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