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内視鏡・治療機器高成長続く、営業利益4.3倍も上振れ余地
オリンパス(7733)は好決算発表を好感、マド空け急伸のあとも高値圏で値を保ち、一段高へ値動きが煮詰まってきた。
前期に証券訴訟損害賠償や米国での司法取引契約締結に伴う費用を計上していたことから、20年3月期はV字型収益回復を見込むが、内視鏡や治療機が予想以上に好調で、第3四半期累計の連結税引前利益は741億9100万円(前年同期比9.1倍)で着地。通期計画を870億円(前期比4.3倍)へ若干引き上げたが、3Qの進捗率は85.3%に達し、一段の上振れが濃厚だ。
中長期の経営戦略に沿った積極的な先行投資により、内視鏡は外科手術用内視鏡システムが戦力化、治療機器では軟性尿管鏡・耳鼻科向け軟性内視鏡の新製品などが伸びており、来期も一段の収益拡大が有望。
by 株価チャート「ストチャ」
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