早くも収益上振れ期待できる状況|大和ハウス

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分譲で国内住宅テコ入れ

大和ハウス工業(1925)の24年3月期第1四半期は、連結売上高1兆2145億9500万円(前年同期比20・5%増)、営業利益930億7500万円(同55・9%増)と大幅増収増益で着地、1Qとして過去最高になった。2Q以降も計画を超過して推移、早くも今期は収益上振れが期待できる状況になっている。
1Qは物流施設を中心に開発物件の売却が進み、コロナの影響を大きく受けたホテル事業が回復、米国戸建住宅と中国のマンション引渡しも収益に貢献した。2Qに入っても開発物件売却は計画通り進んでおり、開発も物流、商業施設ともに順調。ホテルは稼働率と一室当たりの単価も上昇するなど「コロナ前よりも好調な物件もある」(会社側)といい、グループのダイワロイネットホテルとホテル開発にも着手している。
米国戸建住宅は資材調達難の影響を考慮して保守的に見積もっているが、受注は好調で底堅く推移。国内住宅事業は品質、立地を含めた優良物件で分譲住宅を強化、テコ入れする方針で収益上乗せを狙う。環境エネルギーは売電、発電施設建設、再生エネ発電所運営を含めて事業を拡大していく。

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