主要企業の決算内容注視【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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3連休明けは2万7000円に乗せる?

3連休明けの東京市場は日経平均では寄り付きで2万7000円に乗せる場面が期待されそうだ。先週の東京市場は参院選での自民党の単独過半数を好感して11日に2万7000円台に乗せたが、その後は米国の6月CPIなどを警戒して2万6300円台まで下落する場面があったが、週末にかけては24年ぶりとなる1ドル138円台乗せを好感する形で自動車や機械、ハイテクの一部が買われる形で戻す動きになった。

ダウは658ドル超の大幅高

19日の東京市場は週明け18日の欧米市場の動きを見てからになるが、週末15日のニューヨーク市場は6月の米小売売上高が前月比1.0%増と市場予想の0.9%増以上に増加したことを受けて過度なインフレ懸念が後退、FRBの利上げの幅は前回と同じ0.75%になるという見方が優勢になり、3指数揃って上昇し、ダウは658ドル超の大幅高となった。ナイトセッションの225先物も2万6990円まで上昇しており、週明けは4日続伸でのスタートとなる可能性が高い。

日銀金融政策決定会合後に円安加速も

今週は20日と21日に日銀金融政策決定会合が予定されている。大規模金融緩和の維持は既定路線ながら、21日のECB理事会と26日と27日のFOMCでの金融引き締めを確認すればドル高・円安の動きか加速する可能性がある。

米国では有力企業が続々と決算

これに加えて米国では19日に前回、下方修正で波乱になったネットフリックス、20日にテスラ、21日にAT&Tなど有力企業が続々と決算発表が控えることから、これらの内容が指数の動きを刺激する可能性がある。

日本電産とディスコに注目

国内でも3月期企業の第1四半期発表がスタートする。20日の日本電産(6594)は3四半期ぶりに営業利益が前年同期でプラスに転じるとの予測で、21日のディスコ(6146)は既に市場予想を下回ると報道されており、受注動向で、第2四半期以降に期待できるかが焦点。国内外の主要企業の決算内容を見極めるまでは、2万7000円に乗せても戻り売りに押されそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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