引き続き決算プレイ【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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2万7900円乗せ

先週の東京市場は日経平均で2万7000円抜けから上昇加速となり、週末22日には2万7900円に乗せる強い動きとなった。ニューヨーク市場ではネットフリックスやテスラなどの有力企業の決算に警戒感が高まっていたが、蓋を開けてみればポジティブな内容だったことから過度な不安心理後退から買戻しの動きになった。一方、国内では日銀金融政策決定会合での大規模緩和継続は規定路線だったが、想定通りの内容だったことから改めて安心感を高める動きになった。

週明けの東京市場は反落スタートか?

週末のニューヨーク市場は3指数揃って下落した。写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)の四半期決算が予想を下回る低調な結果となったため、ハイテク全般が売られ、全体相場を押し下げた。これに加えて、7月購買担当者景気指数(PMI)総合速報値が2年ぶりに50割れとなり、景気後退懸念が高まった。ナイトセッションの225先物は2万7690円で引けており、週明けの東京市場は反落でのスタートになりそうだ。

FOMCは0.75%引き上げ?

今週は米国で26日と27日にFOMCが開催され、27日にパウエル会見が予定されている。一部で懸念されていた1%利上げは後退し、現状では0.75%の引き上げが有力で先月のような波乱要因にはならないと見られている。

アルファベットやマイクロソフトなどが決算

翌日28日には4~6月GDP速報、個別では26日にアルファベット、マイクロソフト、27日にボーイングやクアルコムの決算が控える。これらの内容次第では指数が大きく変動する可能性があるが、内容が想定より大きくブレない限り、日本のハイテク上昇に追い風となる可能性がある。

アドバンテストや村田製の1Qは?

先週は日本電産(6594)の第1四半期がアナリストコンセンサスを下回ったことで売られていたが、20日まで期待感からある程度上昇していたことから悲壮感はなく、今後、新たなアナリストレポートがでれば見直される可能性は高い。日本郵船(9101)や川崎汽船(9107)、商船三井(9104)の上方修正はマーケット全般に明るい材料を与えた。今週は28日のアドバンテスト(6857)や村田製作所(6981)などが注目される。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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