パウエル会見見極め【記者の視点】

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週末は買い戻す動きだが・・・

12月第2週の東京市場は8日に一時、日経平均では2万7415円66銭まで下げる場面があったが、9日には2万8000円近くまで急速に戻す動きになった。
月初に発表された11月雇用統計では雇用者数や賃金が想定以上の伸びとなり、利上げが長期化するとの懸念が高まっていたが、8日発表の週間米新規失業保険申請件数が小幅ながら前週比で増加したことを受けてFRBが一段の利上げに動くとの懸念が和らいだことで買い戻す動きなった。

方向感が定まらない状況

方向感が定まらない状況ながら、米国の長短金利差から試算される1年後の景気後退確率は11月時点で38.1%とリーマン・ショック以降で最も高くなっており、FRBが従来通りの利上げペースを続けるのは不可能との見方が拡がっているようだ。どちらにしても週明けは13日からFOMCで14日にはパウエル議長の会見が予定されており、この内容を見極めまでは2万8000円を抜けたとしても戻り売りに押される展開が想定されれる。

いよいよIPOラッシュ

一方、国内では14日に12月調査日銀短観、10月機械受注、15日に貿易統計など。指標的にはマーケットに大きな影響を与えるものはないが、13日にはproperty technologies(5527)14日にはスカイマーク(9204)と大栄環境(9336)、15日にスマートドライブ(5137)とAnyMind Group(5027)、16日にはフーディソン(7114)、オープンワーク(5139)、Rebase(5138)と1週間で8銘柄の新規上場が控える。
まずは大型上場となるスカイマークが公開1170円超えの初値になるか注目される。その他ではモビリティデータのスマートドライブやレンタルスペース予約プラットフォーム「インスタベース」展開のRebaseが注目される。

 

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