日本トリムは23年3月期大幅営業増益を評価【銘柄探究】

取材メモ|企業取材 証券市場新聞
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電解水素水整水器のリーディングカンパニー

日本トリム(6788)は電解水素水整水器のリーディングカンパニーで、20を越える国内外の大学や研究機関と産学共同研究をすすめ、人間にとって最適な「水」とは何かを追求し続けている。

営業利益ベースで大幅な増益

23年3月期は売上高181億3000万円(前期比11.4%増)、営業利益25億円(同25.1%増)、純利益16億円(同17.6%減)と前期において中国病院運営事業関連の債権譲渡とステムセル研究所の株式売り出しにより税金費用が減少した特殊要因による反動で純利益では減益となるものの、営業利益ベースで大幅な増益を見込み、期末一括配当については第2四半期決算発表時に60円から120円(前期60円)へ大幅に引き上げている。

電解水透析の導入施設拡大に期待

コロナ禍の収束により職域販売が回復。これに加えて原材料高などに対応すべく、メイン商品で血液透析の応用で実用している技術を搭載した電解水素水整水器 「トリムイオンRefine」の価格改定効果も利益率改善に寄与している。23年3月から他の製品でも価格改定を進めるほか、医療関連事業では電解水透析の導入施設が上期で新たに2施設増加。現在は29施設(929床)で導入、下期では6施設の導入を予定しているが、透析施設は国内に4500施設存在することから、透析患者の余命延伸や投薬量減少など電解水透析の有用性をアピールして更なる普及に取り組んでいく方針。

炎症性腸疾患の症状緩和効果も

今年10月には理化学研究所との共同論文で、電解水素水の日常飲用は炎症性腸疾患モデルラットの腸組織の炎症を抑制し、腹部疼痛を緩和する論文を公表した。再発しやすい炎症性腸疾患の症状緩和に効果が期待されることも今後、注目を集めることになりそうだ。

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