メジャーSQ週【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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膠着感の強い展開

日経平均は11月20日に1990年3月以来、33年8か月ぶりの高値となる3万3853円46銭を付ける場面があったが、その後は3万3500円を超えると戻り売りに押される膠着感の強い展開になった。

NYダウは高値だが・・・

ニューヨーク市場については11月30日にダウがセールスフォースの大幅高などにより、520ドル47セント高の3万3431.51ドルと8月上旬以来、約4カ月ぶりの高値を更新したものの、ナスダック指数は1万4200ポイント台でのもみ合いとなっており、日経平均はナスダック指数の動きを意識しているようだ。

週明けの東京市場は小幅高でのスタートか?

米国の金利動向についてはウォラー理事が講演で予防的利下げに前向きな発言をする一方で、1日にはパウエル議長が「いつ金融緩和行われるか推測は時期尚早」とけん制する発言をしていたが、利下げ観測は衰えることなく、ダウは294.61ドル高でおよそ1年11か月ぶりに3万6000ドルを回復した。11月の製造業の景況感を示す指標が市場予想を下回ったことでインフレは長引かないとの観測が出たことも支援しているが1ドル146円台までの円高で週明けの東京市場は小幅高でのスタートとなりそうだ。

FOMC前のブラックアウト期間

このような中で今月は12月12日~13日のFOMCに関心が集まろう。今週はFOMC前のブラックアウト期間に入ることから高官の発言はないが、8日に予定されている11月雇用統計に関心が集まろう。雇用に過度な上ブレがなければFRBは金融引き締めに自信を示すことになり、FOMCは無難な通過期待が高まる。

金融政策正常化論議は高まらない

国内では4日に日銀が「金融政策の多角的レビュー」に関する第1回ワークショップを開催される。これは過去25年間に実施してきた金融政策手段の効果について分析するものだが、現状で景気が停滞気味で円安も落ち着きを見せていることから金融政策正常化論議は高まらないだろう。

先月同様に突飛高あるか?

今週末は225先物のメジャーSQであることから先月と同様、これに絡む先物経由での突飛的な動きがあるかも知れない。個別ではレーザーテック(6920)が年初来高値を更新し、やはりハイテクが強い。三越伊勢丹(3099)など内需が底打ちすれば物色の流れが変わるのだが・・。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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