リチウム空気電池実用化なるか?【話題のテーマと狙える銘柄】

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リチウム空気電池実用化なるか?【話題のテーマと狙える銘柄】

ソフトバンクグループ(9984)は傘下のソフトバンクと国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)が、「NIMS-SoftBank先端技術開発センター」の設置に関する覚書を4月11日に締結したことを発表した。両者は同センターでの共同研究を通して、まず次世代の革新的電池であるリチウム空気電池の実用化を目指すという。
リチウム空気電池は、空気中の酸素と化学反応することでエネルギーを生成し、これまでのリチウムイオン電池に比べ、重量エネルギー密度が5倍以上となる理論上究極の蓄電池。実用化されれば、スマートフォンなどのモバイル端末の薄型化や高機能化が図れると同時に電気自動車に搭載されれば航続距離が大幅に伸びる期待がある。しかし、正極から発生する水酸化リチウムは水溶液中で非常に強い塩基性を示し、固定電解質を腐食してしまうという問題もあり、実用化へのハードルは高いとの指摘もある。ソフトバンクがどこまで実用化に近づくか期待したいが、ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674)などの二次電池メーカーや、正極材の田中化学研究所(4080)などの素材メーカーの動向も注目されよう。

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