引き続き新型コロナウイルスに警戒【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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週明けは2万3600円台でスタートか?

 1月第4週の東京市場は日経平均で2万4000円台を維持できずに調整色の強い動きになった。キッカケなったのが、中国・湖北省武漢市を震源地として感染が拡大している新型のコロナウイルスによる肺炎。中国当局は23日、武漢市を事実上、封鎖する異例の措置に踏み切ったことで、これまで不安視されていなかったニューヨーク(NY)市場でも23日は朝寄り直後にダウで200ドル超の急落でスタート、その後は世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送ることが伝えられると急速に戻す動きになり、ナスダックについてはプラス引けになっている。翌25日のニューヨーク市場は新型コロナウィルスの国内2人目の感染者が中西部イリノイ州で確認されたと報じられるとダウは一時、316.78ドル安にまで下げ幅を拡げ、その後は戻し170.36ドル安で引けている。225先物のナイトセッションは2万3640円で引けており、週明けは反落でスタートとなりそうだ。

アメックスは最高値で企業業績が下支え

 今週も引き続き、新型コロナウイルスの報道に右往左往する展開になりそうだ。ただ、ニューヨーク市場ではインテルやアメリカン・エキスプレスが好決算から買われており、アメックスは最高値を更新している。28日にはアップルの決算も控えており、好調な内容が確認されれれば企業業績が下支えとなりそうだ。
 個別では通期予想の下方修正を嫌気して日本電産(6594)が朝高後に売られる動きになった。永守会長兼CEOは需要の底打ちを示唆しており、今後はこれを受けてのアナリストレポートが株価反転の契機なるかも知れない。第3四半期発表本格化で、その内容を個々で慎重に見極めたい。




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