物色の流れ変わるか?【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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先駆して高値を更新していたマザーズ指数は反落

 

後場からは伸び悩んだものの、新型コロナウイルスの感染拡大で相場が急落する直前の2月21日終値である2万3386円74銭を一時上回る強い動きとなった。米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルス感染症から回復した人の血液を投与する治療法を特別に認可したと発表したことなどから感染鎮静化への期待が高まっていた。国内でも感染拡大がピークを過ぎたとの指摘がされたことで、これまでは脇役となっていた1部銘柄が物色される動きとなり、半面、先駆して高値を更新していたマザーズ指数は反落している。

明るい材料ばかりではない

ロシアのコロナワクチン接種がウイルスの変異を促す危険性が指摘されたり、香港大学の研究者が、新型コロナウイルス感染症から回復した男性が4カ月半後に再感染したことを確認したと発表するなど、明るい材料ばかりではない。ただ、世界的な金融緩和でマーケットに資金が流れ続けるなかで、余程の悪材料が出ない限り、大きな押し目を入れる可能性は低いとみられる。

個別では?

個別では東証1部優位が明日も続くならば、過度に上げ過ぎた、新興銘柄のスピード調整もあるかも知れない。物色押し目方向性が変わるのか見極めたい。




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