現実を直視する局面へ【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

 昨日のトランプ優勢から一転してこの日はバイデン氏優勢へと急転して、東京市場でも日経平均で2万4000円に乗せてリスクオンの状態となった。どちらが勝者になっても僅差で法廷闘争までもつれ込む可能性が高いが、今年最大のイベント通過が好材料になったということだろう。個別銘柄ではウエストホールディングスとレノバの環境関連が急反発しているが、買い一巡後は伸び悩んでおり、仮にバイデン大統領誕生でもねじれ議会で政策実現へのハードルは低くないとの見方がある。
 チャート的には日経平均ではもみ合い放れで、マザーズ指数も底入れの動きだが、買い一巡後は、新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う経済減速など現実を直視することになる。決算内容を吟味しながらの選別物色となろう。




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