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バイデン政権移行後を見据えた動き
日経平均では一時600円以上値上がりし29年ぶりの高値となった。大統領選ではトランプ大統領が法廷闘争に持ち込むとしていたが、8日バイデン氏が勝利を宣言、共和党の有力議員や主要国からの祝電が相次ぎ、事実上時期大統領に決定したことが好感された。上院選については明確な議席数は来年に持ち越しながら、僅差で共和党が過半数を維持しても、政策が民主党に近い議員を取り込めば、実質オールブルーで政権運営できるとあって、バイデン政権移行後を見据えた動きとなった。
乗り遅れを懸念した投資家追随
東京市場は先物主導で日経平均が上昇しているが、海外投資家と大統領選前にポジションを落とした向きの買戻しが大きいと思われる。今年8月以降、2万3000円台で長い揉み合いが続いていたことから蓄えられたエネルギーが爆発した格好となっており乗り遅れを懸念した投資家が追随している格好になっている。
出遅れ物色が一巡した後の流れを見極める
個別では円高にも関わらず輸出系の主力が買われる展開になり、個別で事情は異なうものの、ゲームなどの巣篭りや薬品、電鉄など内需やディフェンシブが売られる展開。自動車では上方修正のホンダ、環境ではNPCなど出遅れていた銘柄の上げ幅が大きい。
現状では弱気は消えているが、出遅れ物色が一巡した後の流れを見極めみたい。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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