乱高下した第1週目【225先物「ハチロク」の裏話】

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日本もつれ安

先週の日経平均は前週末比約313円安となった。
週初は年末ポジションを落とした投資家の新規買いの資金が入り上昇したがFOMCの議事録が公開されると米国の金利引き上げが前倒しで行われることが警戒され米国が下落、日本もつれ安した。

新規感染者数が一転急拡大

年末より上昇が続いていたため一気に調整モードに入った。低水準であった新型コロナウイルスの新規感染者数が一転急拡大し始めたことも下げに拍車を掛けた。今年は第1週から乱高下する展開であった。

アップルの時価総額3兆ドルもバブルとは言い切れない

話題となったのは3日にGAFAの一角のアップルの時価総額3兆ドル(約340兆円)となり1社で東証の時価総額の半分になりドイツ取引所の時価総額を超えてきたということだ。
これだけ時価総額が大きくなっているがPERは32倍と決してバブルとは言い切れない。しかも新規事業として電気自動車(EV)や拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などの事業へ参入しており期待値は大きい。

ITバブル崩壊やリーマンショック前のアノマリー

ポートフォリオを組む上で組み入れざる負えない銘柄であるがこれらの超大型株に投資が集中すると暴落を迎えるというアノマリーもあるようだ。
2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショック前にいずれも時価総額の大きい超大型株に投資が集中しその後マーケットは暴落している。

日本株は「上げは小さく、下げは大きく」

国内でもトヨタ自動車やソニーなど時価総額が大きい銘柄に年初から買いが入っておりその傾向が見受けられる。
世界的に拡大続くコロナウイルスにより経済活動が不透明になり業績の安定感のある超大型株に消去法的に投資しているようだ。
小型株はマザーズ指数の下落が物語るように換金売りが続いている。信用取引の評価損率が30%となっており個人投資家は厳しい状況のようだ。今週の下落に於いても米国の下落に比べて日本株の下落のほうが大きい。昨年もこの欄で書いたが日本株は米国株に比べて「上げは小さく、下げは大きく」である。肝に銘じておきたい。

これからが正念場

今週も上値が重い展開と予想する。日本が先行して回復すると期待されていた経済もオミクロン株の急拡大により懸念が生じはじめ日本の優位性がなくなりつつある。
アルゴリズムも新規感染者数に反応し始めており悪材料に敏感になってきている。拡大の入り口に入り始めたばかりの我が国はこれからが正念場である。

ボラティリティの高い週

チャート的には先週一旦は下げ止まった2万8500円処を週末には割ってきている。週末の安値(2万8293円70銭)を割ってくると2万8000円を試す展開となりそうである。
一方、上値は一目均衡表の雲の上限である2万8900円処が抵抗ラインとなりそうである。1月SQ週でありボラティリティの高い週を予想する。
2万7900円から2万8900円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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