ウクライナ危機に過剰に反応するアルゴリズム取引【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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方向感の無い展開

先週の日経平均は前週末比約574円安となり3週ぶりに週足陰線となった。
先週はウクライナ危機のヘッドラインニュースにアルゴが過剰に反応し上下する方向感の無い展開で結局下落した。
週末時点では今週の後半にロシアのラブロフ外相と米国のブリンケン国務長官の会談が決まったことからそれまではロシアの侵攻はないと思われる。

北朝鮮のミサイル発射でアルゴが反応していた時も

それ故、急にアルゴが反応するケースは減ると思われるが警戒は続くので方向感の無い相場展開には変わりないだろう。以前、北朝鮮がミサイルを発射するたびにアルゴが反応して売られていたが今は花火のように発射されているが一切反応していない。

侵攻したとしてもそこが反応のピーク

ウクライナ問題ももし侵攻したとしてもそこが反応のピークとなりその後はあまり反応しなくなっていくと思われる。
先週の動きを見てると2万7000円を割れると買いが入っているが2万7500円以上では売りが出やすい状況であった。

下値抵抗ラインとしてのポイントは?

チャートでは下値は週足の一目均衡表の雲の下限(2万6797円処)が意識されている。日足で割れても週末引け値で雲の下限を上回っておりこの水準が下値抵抗ラインとしてのポイントであろう。逆に明確に週末引け値で割れてくれば下値模索の展開になると思われる。

上値は?

一方、上値は下降する25日移動平均線(2万7350円処)が意識されよう。この水準には日足の転換線(2万7303円処)も位置し売りが出やすい水準となろう。
抜けてくると14日の窓埋め値(2万7575.07円)をターゲットにした動きになろう。

相場レンジは?

今週は23日が休みになるので4日立ち合いとなる。チャートは三角持ち合いの形になってきており今週も継続されると予想する。
相場レンジは2万6750円~2万7600円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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