225先物「ハチロク」の裏話~海外要因に翻弄された日本市場

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

1ドル120円超えなら日経平均2万円越えも

 

今年も残り1週間となった。振り返ってみると年初は中国市場の混乱で昨年12月後半の下落基調を引きずり大幅下落からスタートし大発会から6日連続安で1815円下落した。
2月には1万4865円77銭の安値を付けたがそこからは一旦は4月に1万7613円まで戻すものの6月23日の英国国民投票で市場予想とは反対の「EU離脱」が決定すると1万4864円01銭と今年最安値まで売られた。
その後、再び11月には1万7473円まで戻したが米国大統領選でこれまた市場予想とは逆のトランプ氏が当選すると1万6111円81円まで下落した。
しかし、その翌日からトランプ氏の大胆な経済対策等を評価する声が高まり「トランプラリー」となり12月21日には1万9592円と年初来高値を更新した。
また日銀の度重なる政策で結局は昨年12月の位置に株価は戻ってきたのだが今年は海外で重要なイベントが行われる時、市場が開いているのがアジア市場しかないケースが多く日本市場が「外国要因」で翻弄された年であったと思う。
残り1週間、騰落レシオの150%越えなどテクニカル指標は過熱感を示すものは多いが前場下がれば後場から日銀のETF買いが出動してきており大きな下げにはなりにくい状態である。
トランプ氏の米国大統領就任式のある1月20日までは米国市場も大きく崩れることなく2万ドル突破は時間の問題であろう。
更に、為替が120円を超えてくるような材料が出てくると日経平均の2万円越えも期待できる状況である。
「終わり良ければすべて良し」久しぶりに安心して正月を迎えられそうである。

ハチロク

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