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海外投資家が日本株を9月から買ってきた理由

先週の日経平均は続落。21日には米議会が香港の民主化運動を支援する法案を承認し可決したことで一時400円安と23000円を割った。しかし、下値では買い意欲が強く引けでは23000円を回復して引けた。
相変わらず米中貿易協議の進展に一喜一憂するパワーゲームが続いている。米議会の承認に対し中国は「報復関税を行う」と言っていることから年内の合意は難しくなっているのが現状だ。
海外投資家が日本株を9月から買ってきた理由は世界マーケットから見た日本株の出遅れ割安感と企業の業績回復期待であろう。

株価の支援材料が乏しくなってくる

2019年4~9月期決算は純利益が前年同期比14%減であったが10~12月期は前年同月比でプラスになると見通している。しかし、このシナリオも米中協議が年内に落ち着くのが条件であるため協議の決裂は想定されてない。
一旦は「第一弾の合意は間近」と言われていたのに香港民主化問題で状況はわからなくなってきた。証券会社のレポートでも「年内に24500円超え」とか「27000円説」とかにぎわい始めた時は過去の教訓から注意が必要な時である。
12月のFOMCでは利下げは一旦見送られる見通しであるため株価の支援材料が乏しくなってくる。これからは上昇の後の「腰の強さ」が試される展開となろう。

引き続き米中協議進展で大きく動く可能性も

チャート的には21日にザラ場で25日移動平均線(23041円)を割り込み5日できた窓(22852.72円)を埋めてから戻り長い下髭をつけた。目先はこの日の安値(22726.71円)が抵抗ラインとして機能しよう。
その下は上昇トレンドラインが22500円処に位置しておりこの水準は固そうである。
だが上値でも下降する5日線(23201円処)を抜けきれず上値を切り下げる状態となっている。この上値抵抗トレンドラインは23300円処であり抜いてくるまでは戻り売りの圧力は強そうだ。
ボリンジャーバンドの下値切り上げ型で収斂してきており今週は23400円から22700円のレンジで上値の重い展開が続こう。引き続き米中貿易協議の進展で相場が大きく動く可能性は高い。

(ハチロク)




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