225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

低水準の裁定買い残で不安なし
前回にもこの欄で触れたが、いよいよ19日から世界最高水準の売買システム「新J-GATE」がスタートする。
普段、現物株しか売買しない投資家にも注目してほしいのが、日経平均先物が8時45分から売買が始まることだ。9時の現物市場の売買開始前に重要指標が発表された場合、日経平均先物がそれにいち早く反応するわけだから、先物の動きを見て指数構成銘柄を中心に主要銘柄の9時からの立ち合い開始直後の株価形成に少なからず影響を与えそうだ。加えて、ナイトセッションの立ち合い時間もこれまで午前3時から午前5時に延長される。海外の市場で大きな動きがあれば為替と連動して先物指数が荒い値動きになる可能性もあり、その後の8時45分からの日中立ち合いに影響を与えることになる。
加えて新たに開始されるマザーズ指数先物やJPX400オプションの流動性。残念ながら鳴り物入りで登場した日経平均のウィークリーオプションは板の売り買いの気配が大きく、問題点が多い。今回、特にマザーズ指数先物には期待しているが、まずは19日の取引開始直後は大阪取引所のお手並み拝見といったところか。
さて、以前に述べたように裁定取引の買い残高が2011年以来の低水準となっている。2007年は約6兆円だったのに実に7分の1である。米雇用統計の内容と与党大勝を受けて11日からは外資による先物買いで日経平均の連騰に貢献した。低水準の裁定買い残高だから、積み上がっても心配はないだろう。仮に指数の調整場面があれば、買い場提供と思う。
(ハチロク)

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