クラウド攻めるグーグルとソニーPS5の動向は?
目立たぬながら、この数週間でゲームに関する次世代に向けた動きが続々と表面化してきた。国内ではかねてより噂されていたソニー(6758)が2020年の年末商戦期に次世代機を「プレイステーション5」(PS5)として発売することを正式発表。その後、米グーグルは新製品発表会の席上でクラウドゲームサービス「Stadia」のサービスを11月19日に開始することを発表した。これらの動きは電子部品やソフトメーカーなど周辺企業にも恩恵波及が期待される。
明らかになるGoogleの戦略
スマートフォン向けゲームについては一部の大型タイトルに人気が集中する一方で、ゲームコントローラーを利用する家庭用ゲームに関しては新たな動きが本格化してきた。その先陣をきるのがグーグルの「Stadia」。これまで詳細は明らかになっていなかったが、10月15日開催の「Made by Google ’19」で11月19日サービス開始が正式に発表された。ゲーム関連の処理をまとめてクラウド上で行い、ユーザーが利用する端末にストリーミング配信するのが特徴で、既にバンダイナムコホールディングス(7832)の「ドラゴンボール ゼノバース2」やスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)の「ファイナルファンタジー15」ローンチタイトルとして発表されている。「Stadia」のミドルウェアとしてミドルウェア「YEBIS 3」をシリコンスタジオ(3907)が提供しており、ソフト開発をサポートする企業も再度注目される。
PS5は没入感
一方、PS5はハプティック技術という没入感をさらなる高みへ導く新型コントローラーが特徴とされている。PS向けソフトではカプコン(9697)などが代表格だが、旧ソニー系で5G向けでも絡むデクセリアルズ(4980)など部品メーカーは新型ハードに絡んで今後、思惑が高まる可能性がりそうだ。
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