2月期決算発表始まる【話題のテーマと狙える銘柄】

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インバウンド消費に対応した企業の業績拡大が目立つ

名実ともに新年度に入り2月期企業から通期決算発表がスタートする。小売りセクターが多く占める2月期企業はインバウンド消費に対応した企業の業績拡大が目立つことに加えて、物価高に対応した価格戦略や高付加価値化などによる顧客満足度向上が業績拡大の鍵を握る。また、小売以外のセクターについては3月期決算企業の決算動向を占ううえで、半導体製造などに絡む企業は特に注目されそうだ。高値圏にある株式市場の動向を占う上で注目される決算シーズンになろう。

イオンの既存店は好調

小売り大手ではイオン(8267)が4月上旬に決算発表を行うが、2月度の月次でスーパーマーケット事業は、主要企業10社計の既存店客数が8カ月連続で前年を上回るとともに、既存店売上高は12カ月連続で前年実績を上回っている。次期はツルハホールディングス(3391)と、ウエルシアホールディングス(3141)との経営統合効果も期待される。

百貨店は?

百貨店各社に関してはインバウンド消費拡大の恩恵を受けており、12日発表予定の高島屋(8233)や15日発表予定のJ.フロントリテイリング(3086)、関西圏では10日発表予定の近鉄百貨店(8244)などが期待できそうだ。

東宝は「ゴジラ-1.0」効果

小売り以外では、15日発表の東宝(9602)は第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」効果が期待される。同社では海外戦略を推進しており、次期の公開予定の作品内容が表面化すれば更なる業績拡大への期待が高まる。

安川電機が要注目

そして3月期決算企業の動向を占う上では5日発表予定の安川電機(6506)が要注目となろう。先の第3四半期累計(3~11月)決算では連結営業利益で前年同期比3.3%減の465億4700万円となっていた。次期はACサーボモータ・コントローラ事業で半導体・電子部品向けの拡大を期待したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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