金属市況関連に注目【正直じいさんの株で大判小判】

業績回復への過度な期待修正される

前週の東証市場下値は堅いものの、上値も重い膠着感の強い展開になりました。ワクチン接種が始まったことで経済正常化期待から下値には買いが入る一方、感染再拡大に歯止めがかからいないことへの警戒感から上値を追う動きはなく、出来高も減っています。また、日経平均は横いでしたが、個別には３月決算発表を前にしたポジション調整売りに弱含む銘柄が多く、企業業績回復への過度な期待が修正されたかたちになりました。

決算と反応確認してから

決算への反応は事前に好業績が観測されていた銘柄は内容が良くても出尽し感から売られる一方、好決算発表を契機に上昇を続ける銘柄も少なくありません。売買の判断は決算と株価の反応を確認してからと考え、高値圏にある銘柄を中心に利益、損失を相殺して推奨銘柄の大半を整理しました。まずは日本電産から始まる主要企業の決算と反応を見極めることになりますが、前週末に今６月期予想を大幅に上方修正したフルヤ金属が急騰しており、インフレヘッジの側面からも金属市況上昇でメリットを受ける銘柄に注目しています。また、直近ＩＰＯのなかで次のテンバガー銘柄も探っていきたい考えです。

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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