模様眺めに方向感ない
24日の東京市場はわずかながら反発しました。日経平均は34銭高です。手がかり材料難で模様眺め気分が強く方向感に乏しい展開でした。前日の米株市場でナスダック指数が小幅ながら最高値を更新、為替が111円台と円安に振れていることから、安寄りのあと上げに転じましたが、買いは続かず後場は前日終値水準で揉み合っています。東証1部売買代金は概算で1兆9475億円と2兆円を割り込みました。
閑散も底堅さは意識
もっとも、閑散に売なしの状況で、自動車株や電子部品株の一角が堅調に推移したほか、鉄鋼や鉱業などの景気敏感株が買われ、底堅さは意識されました。一方、FRBの金融政策と米金利上昇への警戒感から上値は追いづらく、当面は膠着商状のなか材料株や好業績株の個別物色が続きそうです。
シキノハイテクの利益確定
推奨銘柄では前場に過熱感が強まっていたシキノハイテク<6614>の利益を確定しましたが、半導体関連銘柄全般が利益確定に傾いたことで朝方にストップ高まで買われたあと、後場はストップ安まで売り込まれました。オキサイド<6521>も朝方は大幅高で最高値に迫ったものの、後場は下げに転じています。資金の逃げ足の速さには注意が必要で、あすは物色の流れを見極めたうえで、過熱感なく高値を目指す銘柄を狙う考えです。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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