上値重いが9日ぶり反発
7日の東京市場は9日ぶりに反発しました。日経平均は461円高です。米債務上限問題への過度な不安が後退、原油市況上昇が一服したことから前日の米株市場でダウなど主要株指数が揃って上昇したことを受け、リスクオフの巻き戻しになりました。香港株の反発もフォローで、前場は490円近くに上げ幅を広げ、一時2万8000円台を回復しています。ただ、後場に入ると模様眺めに急速に値を消す上値の重い展開になりました。
週明け以降の反騰へ期待つなぐ
もっとも、あすにSQ、米雇用統計発表、また、国慶節で休場していた中国本土市場が取引を再開することから、手控えムードが広がることは予想されていました。一段安なら底割れも警戒されていただけに、需給の峠を越す週明け以降の本格反騰へ期待をつなぐかたちになったと判断しています。東証1部の騰落銘柄数は値上がり839に対して値下がり1249と値下がりが上回りましたが、ほとんどの銘柄が直近安値を切ることなく推移しました。
後場も強い銘柄への買いにとどめる
推奨銘柄については前日、前々日にナンピンを入れたダイセキ<9793>やスマレジ<4431>、シキノハイテク<6614>、郵船<9101>などいずれも底入れから出直り歩調にあります。ただ、週内は不安定な動きが続くと考えており、前場は売り買いとも見送り、郵船<9101>、商三井<9104>の海運など後場も強い動きを維持した銘柄への買にとどめました。あすも直近高値銘柄を中心に仕込みのタイミングを探る方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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