安寄りのあと切り返す
11日の東京市場は5日ぶりに反発しました。日経平均は171円高です。長期金利の急上昇を受け、前日の米国株が続落した流れを引き継ぎ売りが先行しましたが、安寄りのあとは押し目買いや買戻しに切り返し上げ幅を広げました。中国・広大集団が利払いを行ったと伝わったことが買い安心感を誘い、為替が円安に転じたこともフォローになったようです。
後場膠着し値下がり銘柄上回る
市況高騰を背景に非鉄株が買われ、半導体関連が反発に転じたことが相場全体に浮揚感を与えました。ただ、あすにSQとMSCI指数の定期銘柄入れ替えの発表を控えて後場は様子見に膠着感を強めています。東証1部の売買代金は概算で2兆4883億円にとどまり、騰落銘柄数は値上がり860に対して値下がり1233と値下がり銘柄数が上回りました。
レーザーテック、伊藤忠に追撃買い
推奨銘柄ではレーザーテック<6920>が切り返し、東製鉄<5423>や住友鉱<5713>、フルヤ金<7826>、伊藤忠<8001>も底堅く推移しました。決算への反応については引き続きコンセンサスに届かず、当面の出尽し感から大幅安に売られる銘柄も目立っており、チェックした好決算銘柄の反応を確認したうえで買いのタイミングを探っています。前場は三井松島HD<1518>、後場はマクニカ富士<3132>、レーザーテック、伊藤忠の半導体と市況関連に追撃買いを入れました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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