一時下げ渋るも大幅続落
週明け29日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は467円安です。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン型」への警戒感から売りが先行、朝方に400円超下落したあとは前週末のパニック的的な下げの反動で買い戻しや押し目買いが入り、一時上昇に転じる場面がありました。もっとも買いは続かず、後場は戻り売りに押され、一時500円超に下げ幅を広げています。
米金利低下し原油価格も下落
時間外の米株価指数再物が上げ幅を縮め、岸田首相が全世界から外国人の入国を原則停止すると発表したことも意識されました。東証1部の値下り銘柄数は1989と9割以上を占める全面安商状で、日経平均は約1カ月半ぶりの安値圏で着地、日足は長い上ひげを引いており、テクニカルは悪化しています。オミクロン型の正体はまだ分からず、影響も予想しづらいだけに手を出しづらい状況ですが、米長期金利は低下、原油価格も下落しており、米株市場が落ち着くようなら、自律反発に向かうでしょう。
レーザーテックの買い直しにとどめる
推奨銘柄では前場は逆行高していたフルヤ金<7826>、プラズマ<6668>が後場下げに転じ、メルカリ<4385>も上げ幅を縮めており、きょうはレーザーテック<6920>の買い直しだけにとどめました。ただ、手持ちを整理してチャンスに備えていますので、引き続き直近高値銘柄のなかから需給整理が進み、強い動きを見せる銘柄でリバウンドを狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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