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大幅反落も下げ渋る
25日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は457円安です。米金融政策への警戒感が強まるなか、ウクライナ情勢緊迫化を受け欧州株が急落、米国株はダウが一時1100ドルを超える下げのあと、急速に買い戻され上昇して引けたましたが、時間外の米株価指数先物が安く、リスク回避姿勢が強まりました。先物売りを交えて後場一段安になり一時700円近く下落しています。ただ、日銀ETF買い観測に大引けにかけ下げ渋り、2万7000円台は維持しました。
海運、半導体や新興銘柄の下げ目立つ
主力株を中心に売りが広がり、東証1部の騰落銘柄は値下りが1832と84%を占めるほぼ全面安商状です。海運や半導体の下落が目立ち、マザーズ指数が4.8%を超える急落で昨年来安値を更新しており、新興銘柄もきつい下げになりました。ただ、FOMCを通過するまでは不安定な状況が続きそうですが、タカ派スタンスについては、相当に織り込みが進んだと考えられます。
売り買いとも手控え
推奨銘柄もいずれも軟調で、出直り基調にあった昨年末IPOも朝高の後上げ幅を縮め下げに転じており、きょうは売り買いとも手控えました。FOMCにウクライナ情勢がリスク要因に加わったことで、下値への警戒感が強まりましたが、米株市場の動きからも自律反発局面は近いと見ています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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