大幅続伸し一時2万7000円台
1日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は317円高です。ウクライナ情勢の不透明感から欧州株は下落したものの、米国株はダウが大幅安のあと引けにかけ持ち直し、ナスダックは上げに転じたことから、リスク選好の流れになりました。時間外の米株価指数先物高をフォローに高寄りのあとも上げ幅を広げ、一時2万7000円台に乗せています。買い一巡後は模様眺めムードが強まりましたが、下値の堅さは意識されました。
売り込まれた中小型株の上昇目立つ
商船三井の株式分割発表を受け海運株が買いを集め、米ハイテク株高を受け半導体や電子部品など値がさ株を中心に上昇する銘柄が多く、セキュリティー関連が幅広く物色されました。きょうも売り込まれてきた中小型株の上昇が目立ち、マザーズ指数が6.95%高と大幅に続伸し一気に25日線を上抜いています。日経平均もきょう上値を抑えられた25日線を上回ってくるようなら一段高が期待できそうです。
新興株中心に追撃買い
推奨銘柄には一通りナンピンを入れ、戻り売りのタイミングを待っており、きょうは出直りから一段高を志向してきたEnjin<7370>と湖北工<6524>、出遅れの田中化研<4080>やアジアクエ<4261>、エフコード<9211>GEI<9212>など新興株を中心に追撃買いを入れました。米10年債利回りは1.8%台前半まで低下しており、さらに1.7%に入るようなら、グロース株の戻りが加速するでしょう。2、3日のパウエルFRB議長の議会証言、4日の2月雇用統計への反応を注視したい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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