大幅反発し高値引け
29日の東京市場は大幅に反発しました。日経平均は308円高です。原油価格下落と10年債利回り上昇一服を受け、前日の米株市場で主要指数が揃って上昇した流れを引き継ぎました。前場後半に280円超に上昇したあとは一旦上げ幅を縮めましたが、後場はじり高歩調で大引け間際に大きく水準を切り上げ、きょうの高値をつけています。
マザーズ指数も急反発
前場段階では上値の重い印象でしたが、3月末配当の権利取りの買いと配当再投資への期待から下値の買い意欲は強く、引けてみれば大幅高です。前日とは打って変わって米ハイテク株高を受け、グロース株が買い直され、マザーズ指数も前日の急落を取り戻す急反発になりました。
落ち後の動き確認し配当含めて利益確保
ただ、あすの落ち日は指数が230円程度押し下げられます。きょうの強い動きを見る限り、今晩の米国株が落ち着いた動きなら即日落ち埋めとなりそうですが、一方で前週までの連騰の反動も警戒され、あすは目先一段高か調整かの分水嶺になるでしょう。週末には米雇用統計の発表も控えています。権利落ち後の動きを確認しながら、配当を含めて利益を確保する方針で、推奨の高値圏にある高配当銘柄には一通りつなぎ売りを入れました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント