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続落も下げ渋る
31日午前の東京市場は小幅続落、日経平均は49円安です。ロシアとウクライナの停戦期待が後退したことから前日の欧米株が軟調で売り先行で始まり、朝方は260円余り下落しました。ただ、政府が石油備蓄を日量100万バレル放出することを検討していると伝わったことを受け、時間外の原油先物が下落、米株価指数先物が上げ幅を広げたことで下げ渋り、一時上昇に転じています。もっとも下値では押し目買いや買戻しが入りますが、戻り待ちの売りに上値が重く、方向感に乏しい展開でした。
個別にも上値の重い状況
東証1部の騰落銘柄は値下りが1503と7割近くを占めており、個別にも上値の重い状況です。手持ちの高配当銘柄についてはつなぎ売りを解消して利益を確保して戻りを待っていますが、ほとんどが落ち分を埋め切れておらず、前場は大平洋金<5541>、住友鉱山<5713>、DOWA<5714>の資源関連の利益を確定しました。マザーズ指数も反落しており、前場は新興グロース株のリバウンド狙いも見送っています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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