米株急落受け大幅反落
27日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は313円安です。前日の米株市場でダウが800ドル、ナスダックは500ポイントを超える下落になるなど主要株価指数が急落したことで、リスク回避姿勢が強まりました。米金利動向やウクライナ情勢など不透明な状況が続くなか、中国の新型コロナ感染拡大による世界景気減速への警戒感が不安心理を増幅させ、一時650円近くに下げ幅を広げています。
後場は持ち直し高値圏で引ける
ただ、短期的な突っ込み警戒感から序盤で売りが一巡しました。時間外の米株価指数先物が高く、上海株市場が朝安後に大きく切り返したことから、朝安のあとは下げ渋り、後場は持ち直しています。300円を超える下落ではありますが、きょうの高値圏で取引を終えており、前場下げがきつかったグロースCoreやマザーズ指数も後場は値を戻しました。
流れつかめるまで慎重に対処
下値では買いが入ることが確認されましたが、FOMCを通過するまでは不安定な動きが続くと考えられ、GWを前に参加者が少なくなるなか、仕掛け的な動きへの注意も必要でしょう。国内外の主要企業の決算と株価の反応と米長期金利動向を確認しながら、相場の流れをつかめるまでは慎重に対処する方針で、きょうは東京製鉄<5423>、オキサイド<6521>への追撃買いにとどめています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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