二番底形成へ【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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4月12日安値を一時割り込む

昨日の東京株式市場は反落しました。一昨日の反発は自律反発に過ぎず、トレンドが変わったものではないとした通りです。米国市場が急落したことにより、寄り付きから投げが持ち込まれました。ナスダック指数が3月安値を割り込んでしまったことからIT関連銘柄に売りが波及し、日経平均は4月12日安値を一時、割り込んでしましました。

当面厳しい流れを示唆

4月12日安値というのは3月9日から25日までの上昇に対する半値押し水準で、そこから自律反発して4月21日に2万7580円まで上昇した起点です。ここを割り込んでしまったことで3月安値に対する二番底形成へ向かうのか、更に安値を更新していくことになるのか、という当面厳しい流れになることを示唆したということになります。

下値の目途は日足の窓

下値の目途は3月安値からの上昇局面で、下に残した日足の窓で、3月16日~17日の2万5824円~2万6152円があり、昨日は2万6051円まで埋めました。その下には3月15日~16日に残している2万5441円~2万5470円があります。空けた窓は埋めるのが株式市場の習性であり、これらの窓埋めに直ぐに進むのかどうかが観察処です。

3月安値で底は入る

日経平均のチャートでみると、昨年9月高値から今年3月安値まで三段下げしています。3万795円~①~2万7293円~②~2万9960円~③~2万6044円~④~2万7880円~⑤~2万4681円です。
3月安値で底入れしている可能性は米国株の崩れを見せられても確率は高いと考えています。

FOMC確認してから

となれば、現在は3月安値に対する二番底形成に向かっていると考えるのが素直な見方だと思います。いずれにしても5月4日のFOMCを確認してから次の展開を考えるということになりそうです。

山洋電は一時ストップ高

個別では21日に決算期待の先回り買いとした山洋電機<6516>が昨日の11時に決算を発表。市場コンセンサスを上回る今期見通しが示されたことで一時ストップ高まで急騰しました。WACUL<4173>が決算不調でご迷惑とお掛けしましたが、面目躍如といったところで胸をなでおろしております。

日々勇太朗

 

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