5日ぶりに反発も上げ幅を縮める
16日の東京市場は5日ぶりに反発しました。ただ、日経平均は前場中ごろに620円超に上昇したあとは上げ幅を縮め、大引けでは105円高ときょうの安値で取引を終えています。FOMCの結果は0.75%の大幅利上げとなりましたが、米株市場ではイベント通過によるあく抜け感からハイテク株を中心に買い戻され、主要株価指数が上昇した流れを引き継ぎました。ただ、フシ目の2万7000円に接近したとこからは戻り売りに上値を抑えられ、時間外の米株価指数先物が下落に転じたことが買いを手控えさせています。
三和油化を利益確定
全般買い戻しの域を出ず、個別にも上値の重さが意識されました。レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体関連が朝高のあと下落、中小型グロース株にも弱い銘柄が目立ち、グロースCore、マザーズ指数も下げに転じました。米インフレへの警戒感は根強く、まだ相場に底入れ感はありません。慎重な対応が必要と考え、きょうは三和油化<4125>の利益を確定する一方、買いはアルプスアル<6770>のみにとどめました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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