朝安のあと上昇に転じる
14日の東京市場は続伸しました。日経平均は164円高です。朝安のあと下値を売り込む動きはなく、下げ渋りから上昇に転じ後場に入ると200円超に上げ幅を広げる場面がありました。米6月米消費者物価指数(CPI)は上昇率が9.1%と40年半ぶりの高水準になりましたが、米国株市場で主要株価指数が引けにかけ持ち直したことが過度な不安心理を和らげています。米ハイテク株高や138円台まで進んだ円安が追い風になり輸出株の上昇が目立ちました。
物色はグロースに傾く
米CPIはコンセンサスを上回ったものの、6月は原油をはじめとしたコモディテー価格が高値圏にあったことから高い伸びになることは事前に観測されていました。市場の反応としては大幅利上げ観測から短期金利が上昇する一方、景気減速が懸念され長期金利が低下、この結果、外為市場で円安が急速に進み、米株市場ではハイテク株が見直されており、物色はややグロースに傾いた印象です。
オキサイドにナンピン
ただ、食品価格などは高止まりしており、インフレがピークアウトした訳ではありません。ハイテク・グロース見直しの流れが続くかは今後の動きを確認する必要があるでしょう。推奨銘柄はおおむね底堅く、坪田ラボ<4890>、マイクロ波<9227>は失速ながら高値圏を維持しました。きょうは同じく直近IPOのM&A総合<9552>に追撃買い、半導体関連のオキサイド<6521>にナンピンを入れ、芝浦メカ<6590>を買い直しています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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