方向感なく小幅続落
12日の東京市場は小幅に続落しました。日経平均は4円安です。前日の米国株市場はまちまちの動きで、13日の米消費者物価指数(CPI)発表を控え様子見気分が強く、方向感を欠く展開でした。売り先行で始まったあとは上昇に転じる場面がありましたが、買いは続かず前引けにかけて軟化、後場は前日終値を挟んでもみ合い、一ケタの下落で取引を終えました。
買い手控えに弱含む銘柄多い
米ハイテク株安を受け半導体関連の下げが目立つ一方、空運やJR株などリオープン関連が引き続き堅調でした。ただ、日経平均は横ばいでしたが、買い手控えに弱含む銘柄が多く、プライム市場の値下がり銘柄数は981と過半を占めています。市場の最大の関心事はCPIですが、今晩に9月生産者物価指数(PPI)と9月開催のFOMC議事録が公表されることから、その内容と米国株の反応を確認したいとの意識も働いたのでしょう。
M&A総合、マイクロ波などを利益確定
推奨銘柄もほとんどが小安く推移しており、高値圏にある6月IPOのサンウェルズ<9229>とM&A総合<9552>、マイクロ波<9227>をひとまず利益確定しました。イベント通過後に備えてキャッシュポジションを高めています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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