CPIへの警戒感から続落
13日の東京市場は4日続落しました。日経平均は159円安です。米卸売物価指数(PPI)の伸び率が市場予想を上回ったことで、今晩発表される米消費者物価指数(CPI)への警戒感が強まり、買いが手控えられました。ドル・円が146円80銭台と円安が進んでいるものの、世界景気減速懸念で輸出セクターの支援にはならず、引け際に手じまい売りが出てきょうの安値で引けています。
9月米CPIは市場予測上回る
さて、注目の9月米CPIは前年同月比8.2%上昇と前月の8.3%上昇から減速したものの、変動の激しいエネルギーと食品を除くコアは6.6%上昇と2カ月連続で伸びが拡大し、いずれも市場予測を若干ながら上回りました。米10年債利回りは再び4%台に乗せ、ドル・円は147円台の円安、米国株市場ではダウが500ドルを超える下落スタートとなっており、あすは波乱の展開となりそうです。
市場の落ち着きを待つ
推奨銘柄については高値圏にあり利の乗っていた銘柄は前日に利益を確定し、イベント通過後に備えてキャッシュポジションを高めました。あわてず米国株と債券や為替市場の落ち着きを待ってから動きたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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