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反落も底堅さ
7日午前の東京市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は199円安です。ISM非製造業景況感指数が予想を上回り、米金融引き締め長期化懸念から米国株市場で主要指数が大幅に続落した流れを引継ぎ売りが優勢でした。前場は安寄りのあと2ケタまで下げ幅を縮める場面がありましたが、週末にメジャーSQを控えていることもあって後場は買い手控えられジリ貧商状になっています。ただ、米国株と比べて底堅さは意識されました。
短期的下げ過ぎ感から下げ渋る銘柄増える
為替が円安方向に振れていることが自動車など輸出株のフォローになりましたが、半導体など値嵩株が一段安に売られたことが重石になりました。ただ、個別には短期的な下げ過ぎ感から下げ渋る銘柄が増えており、プライム市場の騰落銘柄数は値上り1049に対して値下り686と値上りが上回っています。材料が出た中小型には値を飛ばす銘柄も散見されました。
6月以降のIPOに当面の底入れ感
年末のIPOラッシュを控え換金売りに値を崩していた6月以降のIPOにも当面の底入れ感が出ており、きょうサンウェルズ<9229>やAバランス<3856>、イントループ<9556>、日ビジネスシス<5036>など25日線を下値に切り返してきた銘柄に買いを入れました。引き続きエニーカラーの動きを確認しながら、小型グロースのリバウンドを狙う方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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