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米株高引継ぎ大幅4日続伸
11日の東京市場は大幅に4日続伸しました。日経平均は270円高です。パウエルFRB議長講演で金融政策への言及がなく、無風通過になったことで、安心感から前日の米国株が上昇した流れを引き継ぎました。先物買いを交えて上げ幅を300円超に広げた後はやや上げ幅を縮め膠着しましたが、高値圏で値を保っています。12日に米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見ムードが広がりました。
マイクロ波を噴き値売り
ハイテク・グロース株を中心に買いが広がり、33業種中29業種が高く、プライム市場の値上がり銘柄数は1493と8割以上占める買い気の強い地合いで、推奨銘柄もおおむね堅調に推移しました。ただ、上値のフシ目に差し掛かった銘柄が増えており、マイクロ波<9227>、M&A総研<9552>を噴き値売りしたほか、エニーカラ―<5032>やeWeLL<5038>の利益を確定しています。
一段高期待できる銘柄をチェック
注目の米12月CPIはプラス6.7%と11月のプラス7.1%と上昇鈍化が市場予測です。予想通りならインフレ圧力後退に伴う利上げペース鈍化への期待からグロース株見直しの流れが続くと考えられますが、まずは内容を確認する必要があるでしょう。あすはフシ抜けから一段高が期待できる銘柄をチェックしながら、損益を相殺して手持ち銘柄を絞り込む考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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