朝高のあと伸び悩み反落
15日の東京市場は反落しました。日経平均は100円安です。1月米消費者物価指数(CPI)は予想を上振れたものの、米国株市場ではハイテク株が買われナスダックが上昇して引けており、為替が円安に振れていたことから買いが先行しました。ただ、朝高の後は利益確定売りや戻り売りに伸び悩み、時間外の米株価指数先物安が重石で下げに転じています。
米インフレ指標確認したいとして売りも手控え
米CPIは予想を上回ったものの、上昇率は昨年6月をピークに低下しており、金融政策を変えるものではないとの見方で、無難に通過したと言えそうでが、今晩は小売売上高や鉱工業生産・設備稼働率、2月NY連銀製造業景況指数などの発表があります。これらインフレ指標と日銀総裁候補に選任された植田氏の所信聴取も確認したいとして、後場は売りも手控えられ、2万5000円近辺で膠着しました。
じっくり状況を見極める必要
やはりじっくり状況を見極める必要がありそうです。新興グロース株に急落する銘柄が目立ち、前場に買い直した今12月期4割営業増益を予想したmonoAI<5240>は後場下げに転じてしまいました。ただ、チェックしてきた好決算・上振れ期待銘柄には逆に後場から強張る銘柄が増えており、Gセキュリ<4417>やHIOKI<6866>、ジャムコ<7408>、佐鳥電<7420>に追撃買いを入れ、東名<4439>、バルテス<4442>を買い直しています
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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