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米利上げ長期化懸念から6週ぶり反落
前週の東京市場は続落しました。日経平均は前週末比59円安です。週初20日と21日は手掛かり材料難に小動きでしたが、小売り大手の決算悪と長期金利上昇を嫌気して休場明けの米国株が崩れたことから、22日は大きく下値を探りました。ただ、半導体大手エヌビディアが好決算を受けて急伸、長期金利上昇一服もあり米国株がハイテク株を中心に切り返したことで、週末は急反発に転じ週間では小幅な下げにとどまっています。日銀新総裁候補の植田氏の衆院所信聴取もポジティブに受け止められました。
経済指標発表多く引き続き膠着
上値は重いものの下値の堅さも確認した1週間でしたが、週明けは月末月初で日米とも経済指標発表が多く、翌週に予定されている日銀会合や米2月雇用統計も意識されることから、引続きこう着した展開になりそうです。全般下値が堅ければ中小型株の個別物色ということになりますが、週末に限ってはマザーズ指数が続落して引けるなど、米ハイテク株高が新興グロース株のフォローにはなっておらず、物色の流れを確認したうえで、推奨銘柄を仕切り直したいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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