大幅反落も下げ渋る
16日午前の東京市場は大幅反落、日経平均は255円安です。クレディ・スイス(CS)の経営不安により欧州株が軒並み安、米国株市場でもダウが反落した流れを引き継ぎ、リスク回避の売りが優勢でした。ただ、朝方に600円近く下落したあとは下げ渋っています。CSがスイス中銀から日本円にして最大7兆円強の資金を調達すると発表したことが不安心理を和らげました。
中小型株に値崩す銘柄目立つ
もっとも、前引け段階のプライム市場の値下がり銘柄数は1638と9割近くを占める全面安商状で、中小型株に値を崩す銘柄が目立っています。前日は損益を相殺して手持ち銘柄の整理を進めましたが、今しばらく落ち着きを待つ必要がありそうで、前場は売り買いとも手控え様子を見ています。
花咲 翁
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