投資家心理改善し大幅続伸
11日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は289円高です。3月雇用統計を受けた前日の米国株市場はダウが高く、ナスダックも小幅安に引き戻して引けたことで、投資家心理が改善し買いが優勢でした。時間外の米株価指数先物高や植田日銀新総裁のハト派発言で為替が円安に振れていることもフォローで、バフェット氏が日本株の追加投資を検討していることが伝わると一時上げ幅を400円以上に広げ2万8000円台を回復しています。12日に3月の米消費者物価指数(CPI)発表を控え、様子見に後場は伸び悩みましたが、プライム市場の値上がり銘柄数は1385と75%を占めました。
25日線上での値固め
今週はCPI以外にも3月卸売物価指数(PPI)など米重要経済指標の発表が多くここからの上値は重そうで、まずはきょう上抜いた25日線上での値固めになるでしょう。バフェット氏の大手商社株の買い増しが判明したことで、きょうはバリュー株中心の展開でしたが、一方で月探査のispaceのIPOに関連して宇宙関連銘柄も人気化しており、引続き物色の流れを確認しながら、値幅を狙える中小型株の買い場を探る考えです。
Aバランスを利益確定
推奨銘柄ではベース<4481>や日ホスピス<7061>が堅調で、前場に追撃買いを入れたギックス<9219>が後場一段高になりました。一方で後場伸び悩んだAバランス<3856>を利益確定しています。目先底が入ったと見られる銘柄に順次ナンピンを入れ、戻り売りのタイミングを待つとともに新値抜けが期待できる強い銘柄で値幅を狙っていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント