リスク回避に3日続落
週明け23日午前の東京市場は3日続落しました。日経平均は259円安で約2週間ぶりに3万1000円台を割り込んでいます。中東情勢の悪化を警戒して海外市場が軟調で、リスク回避ムードの強い展開になりました。米下院議長選が決まらず、長期金利が高止まりしていることから米ハイテク株が売られた流れを受け、半導体関連に売りが先行したほか、バリュー株にも弱い銘柄が目立っています。為替が円安に振れていることで下げ渋る場面はありましたが、日銀の政策修正への警戒感が買いを手控えさせ、ほぼきょうの安値圏で引けました。
指数以上に地合いは悪い印象
プライム市場の値下がり銘柄数は1357と8割以上を占め、指数以上に地合いは悪い印象で、特に新興グロースがきつい下げになっています。推奨銘柄もいずれもさえず、きょうは売り買いとも手控え様子を見ました。中東情勢はさらに緊迫化、米国では実質国内総生産や個人消費支出などの経済指標発表が予定されており、主要企業の決算発表も本格化します。外部環境に不透明感が増すなか、市場の大きな影響を与える不確定要因も多く、国内3月期企業の2Q決算の内容と市場の反応を確認しながら慎重に対応したい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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