米長期金利低下受け続伸
前週の東京市場は続伸しました。日経平均は前の週から618円上昇しています。米長期金利が低下して米国株も上値志向を強めたことを受け、週初700円を超える急騰になったあとは、前週からの上昇の反動と米長期金利が下げ渋ったことから利益確定売りに押されました。ただ、3万2000円に接近したところからは押し目買いに切り返し、週足は2週連続で陽線を引いています。主要企業の2Q決算はおおむね堅調で日経平均のEPS水準が切り上がったことも下支えになりました。
米長期金利の影響も下値堅い
米10年債利回りは一時4.5%割れまで低下しており、米長期金利にはピークアウト感が広がりつつありますが、一段の低下にはまだ状況を見極める必要があります。また、決算への反応は内容が良くても出尽くし感から売られる銘柄の一方、足もとの数字が芳しくなくても今後の回復期待から買われる銘柄も見られました。米長期金利に大きく影響を受ける状況に変わりはありませんが、前週の動きで下値の堅さは確認できており、引き続き米長期金利にらみで物色の方向を確認しながら、チェックした好決算銘柄と3Q以降の回復期待銘柄の買い場を探る考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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