続落も急速に下げ渋る
大発会4日の東京市場は3日続落しました。日経平均は175円安です。能登半島地震の影響への警戒感から買いが手控えられるなか、米ハイテク株安を受けた半導体関連への売りが指数を押し下げ、一時700円以上に下落する場面がありました。ただ、新NISA開始に伴う個人投資家の買いが観測されるなど売り一巡後は急速に下げ渋り、3ケタの下落ながらきょうの高値で引けています。日経平均は下ヒゲの長い陽線を引き、TOPIXやグロース250は切り返してプラスで引けており、プライム市場の値上がり銘柄数は1216と7割以上を占めました。
QPS研と三菱重に追撃買い
休場期間中の米国株市場では過度な金利引き下げ期待の反動で、長期金利がやや上昇しハイテク株が調整含みの展開になっており、東京市場でも半導体関連は上げ一服になりました。もっとも、海運株が軒並み大幅高、為替が円安に振れたことで自動車など輸出株や震災復旧・復興需要への思惑から建設など関連銘柄に買いが広がるなど個別に物色意欲は旺盛です。日経平均は下げたものの、むしろ地合いの強さを感じさせる動きで、きょうは前年末から人気が続いているQPS研<5595>と出直りの動きを強めている三菱重<7011>に追撃買いを入れました。
押し目買い意欲の強さを確認
あすは3連休前の週末で引け後には米12月雇用統計が発表されることから、様子見ムードが強まりそうですが、きょうの動きで押し目買い意欲の強さを確認できました。復興関連をはじめ材料株物色は盛上りそうな気配で、個別に強い銘柄を狙っていく考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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