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続落も底堅さ
前週の東京市場は続落しました。日経平均は前の週から981円下落しています。年始から続いてきた半導体関連をけん引役にした急ピッチの上昇相場が一旦終わったことを確認するかたちになりました。米国市場でエネビディアが値を崩したことから警戒感が広がり、週初11日に一時4ケタを上回る急落で楽観ムードが後退。ただ、その後も軟調に推移しましたが、売り先行のあと下値では買いが入り、大引けにかけ引き戻す底堅い動きで、TOPIXは下値を切り上げています。
一段安回避へ正念場も大崩れない
週明けに日銀会合とFOMCを控え、日経平均は25日線をわずかながらも割り込んでおり、一段安回避へ正念場を迎えました。ただ、日銀の金融政策正常化は事前のアナウンスで相当織り込んでおり、FOMCは現状位置との見方が大勢で、大崩れはないでしょう。ただ、バリュー株シフトが進むのか、半導体を中心にしたハイテク株が息を吹き返すのか、イベント通過後の長期金利の動向による物色の変化には注意が必要と考えています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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