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年度末需給要因や為替介入警戒感から反落
前週の東京市場は反落しました。日経平均は前の週から518円下落しています。前の週に2000円を超える上昇になった反動で利益確定売りが出やすいなか、配当権利落ちや日経平均採用銘柄入れ替えに伴うリバランス売りなど年度末特有の需給要因が上値を抑えました。日銀による為替介入への警戒感も買いを手控えさせています。ただ、権利付き最終日の27日に配当再投資への思惑から先物主導で最高値を更新する場面があり、配当落ち分約260円を考慮すれば底堅い動きでした。
上値の買い手控えられ4万円台固め続く
週明けからは新年度相場入りになりますが、週末に米雇用統計、その前にも重要経済指標の発表が予定されており、上値の買いは手控えられ、4万円大台固めの動きが続きそうです。為替の動向に神経質になっていることから、内需バリュー株シフトが予想される一方、権利落ち日以降強い動きを見せているのはディスコや野村マイクロなど半導体関連の一角で、IPOラッシュが続いていることからも、引き続きAI・半導体関連銘柄を個別に狙っていく考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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