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リスク回避加速し一時900円超の急落
16日の東京市場は大幅続落しました。日経平均は761円安で約2カ月ぶりに3万8500円を割り込んでいます。米3月小売売上高が予想を上回り、長期金利が上昇したことを嫌気して米国株市場がハイテク株を中心に売られた流れを受け、リスク回避の動きが加速しました。一時900円を超える急落で、半導体関連を中心に売りが広がり、プライム市場の値下がり銘柄数は1465と9割近くを占めるほぼ全面安商状です。
推奨銘柄はいずれも軟調
米10年債利回りは4.6%台に跳ね上がり、154円台まで円安が進んだものの、輸入物価上昇から日銀が利上げに迫られとの見方から支援材料にはなりませんでした。推奨銘柄ではQPS研<5595>やタツモ<6266>、ローツェ<6323>なども利益確定売りに反落するなどいずれも軟調で、きょうは売り買いとも手控え様子を見ています。当面は米経済指標を受けた米長期金利と為替睨みの不安定な展開が続きそうで、3万8000円割れ水準に走る75日線が下値サポートになるかを確認したいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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