17日午前の東京市場は3連休を控え、日経平均66円安と小口の売りに押されました。焦点だった米FOMCも転機にはならず、前場の日経平均の値幅は54円にとどまっています。東証1部の売買代金は概算で9200億円と再び細っており、前日に賑わいを見せた半導体関連も円高が重石となり、早くも伸び悩む銘柄が目立ちました。
大型株への資金シフトにより2万円大台奪回が期待されていますが、まだ方向感は出ていません。新興市場もジャスダック、マザーズともに続落するなど、高値圏にある中小型株は急落を警戒しなければならない状況にも変わりはなく、後場も様子見とします。新しい展開が始まれば必ずそのなかで出世株が登場してくるもので、トレンドが出るまでは中期成長期待銘柄の打診買い、一方、高値圏で動きが鈍った中小型株のショートを狙うつもりです。
安川電(6506)は下値狙い、スカラ(4845)は切り返しのタイミング待ち、スクエニHD(9684)は高値をうかがう動きになってきました。一方、Vテクノロジー(7717)は上値抵抗帯、ヨコオ(6800)は動き鈍り利益確定、ショートのチャンスも見極めたいところです。
花咲 翁