22日の東京市場は続伸、日経平均は87円高です。NY株高やOPEC)総会での協調減産延長観測を受けた原油高が支援となり、石油関連や出遅れの鉄鋼など資源関連にも買いが広がりました。ただ、ロシアゲート問題が意識されたことで、上値の買いは手控えられ、東証1部の売買代金は1兆9200億円と約1カ月ぶりに2兆円を割り込んでいます。
本格的な上値追いにはやはり円安のフォローが不可欠のようで、全般下値は堅いものの、上値も限られるでしょう。当面は中小型株の個別物色が続くと見ており、そのリード役と目されるブイ・テクノロジー(7717)は利益確定売りに上値を縮めましたが底堅く推移しています。有機ELや半導体関連の中小型成長株相場はまだ緒に就いたばかりで、平田機工(6258)やテラプローブ(6627)、RS Technologies(3445)に加え、アドテックプラズマ(6668)など動きの出ている銘柄の下値狙いでいいでしょう。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/